猫山Cafeの猫山さん
これは長引くぞ。


私は軽くため息をついた。


「頼、聞いてるの!?」


冴が睨んで来る。


可愛い顔が台なしだよ。


「…じゃあ冴も来れば?
可愛いお店だよ?」


私が言うと、冴が固まった。


あっ、お化け屋敷苦手だったっけ。


冴の中のイメージはお化け屋敷なんだろうな。


「大丈夫。
お化けなんて出ないから。」


私が笑うと、冴は顔を真っ赤にしながら立ち上がった。


「お化けなんて怖くないもん!
行くわよ…行けば良いんでしょ!?」


冴はそう言うと、自分の席に戻って行った。


「なにあれ…」


私は思わず吹き出した。
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