猫山Cafeの猫山さん
賢人とは中学からの友人。


昔から冴一筋の癖に、なかなか告白出来ない男。


可愛らしい顔立ちに、綺麗な栗毛。


告白された数は、この高校一番のはず。


とにかく大人気なのに、本人は冴しか見ていない。


冴も気づいてあげても良いのに、全く気づく様子もない。


なんてまどろっこしい二人なんだろう。


「そうだ、賢人も一緒に行く?
放課後、冴と猫山Cafe行くの♪」


「えっ?
良いの??」


賢人…目が輝いてるよ。


「そんな目で見ないでよ…」


惚れはしないけど、可愛がりたくなるじゃない。


「え?」


「なんでもない!」
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