猫山Cafeの猫山さん
「はい、おっけー♪
ごめんね、冴ちゃん。」


おいおい、私にはないのかよ。


まぁ良いけど。


「さっ、行きましょ?」


冴は気合い充分。


どうなることやら。



私達は足早に月山商店街に向かった。


冴は無言だし、賢人はオロオロ。


私は軽くため息。


連れていくなんて言わなければ良かったかも。


「…ここよね?」


冴の声が強張る。


本当は相当怖いはず。


賢人の手前強がっているのかもしれない。


「入るよ?」


私が言うと、冴と賢人が頷いた。


猫山さんいるよね?
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