猫山Cafeの猫山さん
その細い体のどこに入っていくのか、教えて頂きたい!


「頼子さんは?」


「あっ、私もお腹すきました。」


「じゃあ軽く何か作りましょうか。
私からのサービスにさせて下さいね?」


猫山さんはそう言いながら、カウンターの奥に入って行った。


「あっ、そんな、大丈夫ですよ?」


私は慌てて猫山さんを追いかけた。


「大丈夫です。
せっかく頼子さんが連れて来て下さったお客様ですから、サービスさせてください?」


猫山さんはどこか嬉しそうに言った。


「ありがとうございます。
じゃあ、私も手伝います♪」


私はカウンターの中に入ると、猫山さんの隣に立った。
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