猫山Cafeの猫山さん
私が首をかしげると、猫山さんが優しく微笑んだ。


「馬鹿!!
賢人の馬鹿!!
私が…私がどれだけ待ったと思ってるの!?
もっと早く告白してよ!!」


冴はそう言いながら賢人を睨みつけると、ゆっくり賢人の胸に顔を埋めた。


「待ってたんだから…
ずっと…
私だって好きだったんだから…」


冴の声が震えている。


嘘ー…


冴からそんな事一声も聞いてないよ!?


賢人だってすごい驚いてる。


「…少し外に出ましょうか。」


猫山さんに連れられて、私は店を出た。


「…なんだか私…びっくりして…」


私は呆然と立ち尽くした。


「…買い物でもしましょう。
少し付き合って下さい?」
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