猫山Cafeの猫山さん
「…やっぱ離してください…
なんか手が緊張します。」


私は真っ赤な顔を隠すように、俯きながら言った。


「ダメです。
さっき頼さんが言ったんですよ?」


猫山さんはそう言いながら笑った。


なんだか猫山さんのテンションが高い気がする。


「…楽しんでますね?」


この状況を。


「…はい♪」


猫山さんの意地悪キャラを見てしまった!!


なんかキュンと来るんですけど!!


やばい、やばすぎる!!


「あっ…さっき…
知ってたんですか?
冴が賢人を好きだったって事。」


私は慌てて話題を逸らした。


というか、本題に戻った。
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