猫山Cafeの猫山さん
「はい。
頼さんに教えてあげられなくてすみませんでした。
冴子さんが、自分で話すと言っていたので…」


猫山さんは申し訳なさそうに笑った。


「じゃあ、最近よく二人で話していたのは…
冴の恋愛相談だったんですか?」


意外。


冴は大人の男の意見を聞きたかったのかな?


「そうです。
話によると、賢人くんと僕は似ているそうです。
だから、話をしたくなったと言ってました。」


そう言いながら、困ったように笑った。


「まぁ、いくら似ていたとしても…
僕は全くタイプじゃない!と言い切られてしまいましたが。」


「…残念ですか?」


私が言うと、猫山さんは驚いたように私を見た。
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