猫山Cafeの猫山さん
「いえ…それが全くショックではなかったんです。
冴子さんは魅力的ですが…僕もタイプではありません。
あっ、内緒ですよ?」


そう言いながら、猫山さんは楽しそうに笑っている。


「…じゃあどんな人がタイプなんですか?」


私は思い切って聞いてみる事にした。


こんな時でもないと、聞けない気がした。


「そうですね…
明るくて、元気で、皆に優しくて、すごく可愛くて。
ちょっとした気配りが、当たり前のように出来て…
僕と手を繋いでくれる子ですね。」


聞くんじゃなかった。


ハードル高すぎ…


私がクリアできるのなんか、手を繋ぐぐらいじゃん。
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