猫山Cafeの猫山さん
「やっぱり月子さんの飼い主でしたね♪
それに予想以上に優しくて、明るくて、可愛いらしくて…
やっぱり一目惚れでした。」


猫山さんが恥ずかしそうに笑った。


「冴子さんにはすぐに気づかれてしまいました。」


「そうだったんですか!?」


冴ったらそんなこと一言も言ってなかったのに!!


「だから、僕に賢人くんの事を相談したんだと思いますよ?
賢人くんの気持ちがわからないって言っていました。
僕と同じだったんです。」


冴、悩んでたんだ…


賢人がなかなか告白しないから。


「冴子さんは強くて優しい子ですね?
『頼を大切にしてあげて』って言われました。」


「冴ったら…」


恥ずかしいじゃん!!


「さ、頼さんの番ですよ♪」


猫山さんが満面の笑みで私を見ている。
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