猫山Cafeの猫山さん
「…私も一目惚れだったのかもしれません。
猫山Cafeって…その…
あんまり入りやすい雰囲気じゃなくて。」


私は申し訳なくて俯いた。


「大丈夫ですよ?
僕も知ってますから。」


猫山さんが優しく言った。


「でも入ってみたら…
すごく可愛いお店だし、コーヒーを生まれて初めて美味しいと思いました。」


私は猫山さんを見た。


「それに…
月子さんを撫でてる時の優しい顔とか、可愛い笑顔とかが良いなって思いました。
私、一目惚れって初めてだったんです♪」


私は恥ずかしくて、笑ってごまかした。


すると、急に猫山さんに抱きしめられた。


「…可愛い過ぎます♪」


猫山さんだって可愛い♪
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