猫山Cafeの猫山さん
「猫山さんの隣にいると、暖かくて嬉しいです。
だから…今、すごく幸せです♪」


私は抱きしめられたまま、猫山さんの肩に顔を埋めた。


「頼さん…」


猫山さんの声に、私はゆっくり顔を上げた。


少しずつ猫山さんの顔が近づく。


お互いの息がかかる距離。


ふと目を見合わせて微笑んだ。


ゆっくり唇が重なる。


今度のキスは、優しくて…甘い感じ。


幸せな時間。



結局1時間近く二人で過ごしていた。


「そろそろお店に戻りましょうか?」


猫山さんが立ち上がり、私に手を差し出した。


私はその手を取って立ち上がった。
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