猫山Cafeの猫山さん
「そこっ!
何その距離感!!」


冴が我に返ったように私達を指差した。


うわぁ!


いざ報告するとなるとめちゃくちゃ緊張するよ…


「えっと…」


私は猫山さんを見上げた。


すると、猫山さんが私の手をそっと握った。


「こういうことです♪」


猫山さんが満面の笑みで、繋いだ手を目の高さまで上げた。


「まじでー!?
おめでとー♪」


冴が自分の事のように喜んでいる。


うわぁ…


恥ずかしいけど、嬉し過ぎる!!


猫山さん格好良すぎだよ!!


「ありがと♪」


私が言うと、猫山さんがそっと私の頭を撫でてくれた。
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