猫山Cafeの猫山さん
「賢人くんも冴子さんも優秀なんですね♪」


猫山さんが笑った。


「頼だって出来ますよ!?
英語は苦手だけど…
理数系はいつも私より成績良いし。」


「冴ちゃんは理数系苦手だもんね?」


賢人が笑った。


「賢人は何でも出来るもんね!?」


私はさらに頬を膨らませた。


「そうだ!
猫山さん、頼に英語教えてあげてくださいよ♪」


私が言うと、猫山さんは驚いて目をまるくした。


「いえ、僕よりお二人の方が良いんじゃないですか?」


猫山さんが困ったように笑った。


「ダメなんですよ…」


賢人も困ったように笑った。
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