猫山Cafeの猫山さん
「だって本当の事でしょ??
…でも、頼は猫山さんの事が大好きだから大丈夫ですよ♪」


猫山さんは少し安心したような、困ったような笑顔を浮かべた。


「冴子さんは意地悪ですね。」


猫山さんはそう言いながらも、楽しそうに笑った。


「まぁ、学校の事は任せてください♪
その替わりに、猫山さんは頼を大切にしてください。
お願いしますよ?」


私は真剣な眼差しを向けた。


賢人も伺うように猫山さんを見た。


「…はい。
大切にします。」


私も賢人もほっとして微笑んだ。


頼には幸せになってもらいたい。


誰よりも幸せに…
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