猫山Cafeの猫山さん
「こんにちはー♪」


扉が開いて、笑顔の頼が入ってきた。


「いらっしゃい、頼さん♪
補習はどうでしたか?」


猫山さんがコーヒーを入れながら言った。


「はい、疲れました…
って何で知ってるんですか!?」


座ったばかりの頼が、勢いよく立ち上がった。


「冴、賢人!
言ったでしょ!?」


「そりゃあ言うわよ?
私達は心配してるんだから♪」


私が笑うと、頼も困ったように笑った。


「今度一緒に勉強しましょう。
僕で良ければ力にならせてください♪」


猫山さんが微笑んだ。


「…よろしくお願いします。」


頼が恥ずかしそうに微笑んでいる。


頼には幸せになってほしい。


頼の笑顔を見ながら思った。
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