猫山Cafeの猫山さん
冴が呆れ気味に笑った。


「ごめん…
だって、よっちゃんアメリカに行ったんじゃなかったの?」


義樹は、親の転勤に付き合って中学二年の夏に留学したはず。


「だから帰って来たんだよ♪
よっちゃんに会うの三年振りぐらいじゃない??」


冴が楽しそうに笑った。


「そうだね…
中学二年で別れて、高校二年で再会か♪」


賢人も嬉しそうに笑った。


中学の時はいつも四人で遊んでいた。


幼なじみの私と冴。


中学で知り合って、冴に片思いしていた賢人。


越境入学で、おばあちゃんの家から通っていた義樹。


同じクラスになって、たまたま席が近くになって仲良くなった。
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