猫山Cafeの猫山さん
ホームルームが終わると、義樹の周りには人だかりが出来た。


「相変わらず、よっちゃんはすごいね…」


冴はそういいながら苦笑いを浮かべた。


昔から義樹は皆の中心にいるような人だった。


中学からの仲間も義樹に会いに来てるし。


「義樹は変わらないね♪」


賢人は嬉しそうに笑っている。


「騒がしいのは嫌いよ!」


冴が言うと、賢人がオロオロと冴を見た。


「おい、お前らだけ避難したな?」


気が付くと、義樹がムスッとしながら立っていた。


「あぁよっちゃん、久しぶりー」


「うわぁ…
冴ちゃん全然心こもってないよ!?」


義樹はそう言いながら笑った。
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