猫山Cafeの猫山さん
冴が驚いて言った。


「弟がいるのは聞いてたけど…
まさかよっちゃんだとは…」


私達は立ち尽くした。


「何やってんだよ?
早く入れよ。」


義樹が顔を出した。


「義樹、そんな誘い方だめだろ?
さ、どうぞ…!?」


猫山さんが出てきちゃった。


「皆さん…義樹のお友達だったんですか?」


猫山さんが優しく微笑んだ。


「はい。
猫山さんお兄さんだったんですね。」


私が微笑むと、猫山さんは嬉しそうに頷いた。


「えっ、兄貴知り合い?」


義樹はキョロキョロと私達を見比べた。


「とりあえず、中にどうぞ?」
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