猫山Cafeの猫山さん
私達はようやく店内に入った。


「どういう事?」


義樹がカウンターに座って言った。


「皆は常連さんなんだよ♪
それから…」


猫山さんはそう言うと、私の隣に立った。


「頼は、僕の彼女です♪」


猫山さんは少しだけ恥ずかしそうに笑った。


可愛い笑顔♪


私も照れて笑った。


「…そっかぁ。
頼の彼氏って兄貴だったのか…
そっかぁ♪」


義樹が嬉しそうに笑った。


「なんだよ、言ってくれよなぁ♪」


「だって、まさか兄弟だとは思わなかったから!」


冴と賢人は顔を見合わせた。


「そっか、そりゃそうだな♪
にしてもすごい偶然だよな!」
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