❀心の色❀ ~スクエア外伝~
『何だった??』
二人が同時に聞いてきた。
・・・二人には悪いけど、全部は言わないつもり。
「電車で鍵落としちゃって…。届けてくれたの。」
『本当にそれだけ?』
「ほ、本当にそれだけ・・・だよ?」
二人ともタイミングばっちり!
見事にはもってた。
「ホントかぁ~?」
♬ キーン コーン カーン コーン ♪
♪ キーン コーン カーン コーン ♬
「ほら!チャイム鳴ったよ!!席着かなきゃ!ね?」
遼平は不服そうだったけど、ちゃんと席に戻ってくれた。
「絢?席戻んないの??」
「お昼屋上ね。」