本当に愛おしい君の唇
「大体、朝の早い時間帯からやってるからな。俺もここでこのモーニング食べるんだ」


 治登はそう言い、今度はトーストを齧り始めた。


 カリカリという音がする。


 直美がカフェオレの入ったグラスに口を付け、


「……甘いわね」


 と呟いた。


 治登も、


「俺もこんなに糖分が入ってたら、参っちゃうよ」


 と言い、トーストを丸々一枚齧り終える。


 直美が、


「仕事があるから、ゆっくり出来ないわね」


 と言い、サラダを綺麗に一皿食べ終わって、その後、スクランブルエッグを食べ始めた。


「今度はいつ会える?」
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