本当に愛おしい君の唇
 だいぶ手は離れたが、まだ幾分情緒が不安定なので、母親がいないといけないらしい。


 治登には子育ての経験がない。


 妻である有希との間に子供がいないからだ。


 直美との行為が続き、治登はまさに快感を味わっていた。


 治登は人妻との行為にすっかり満足しきっている。


「いいよな」と素直に思えた。


 それだけ目の前にいる直美はいい存在なのだ。


 しばらくベッド上で行為が続く。


 互いに満たし合う。


 体のあちこちを弄り合いながら、時を過ごした。


 お互い達した後、笑顔を見せ合い、二人でしばし歓談し続ける。


 もちろん夜で冷え込むから、暖房を入れて温かくしていたのだが……。


 酒とタバコを交えた寝物語が続く。
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