悪魔の刃
悪魔の刃 美咲side
あたしたちは幸せの日々を送っていた

・・・だけどそれはいつまでも続かない・・・


高2の夏休み

あたしたちはデートをすることにした

10:00
駅前のおおきな時計台の前に集合
あたしの心はドキドキでいっぱいだった

「美咲!」

聞きなれた声
向こうから星司が走ってきた

「ゴメン、寝坊した・・・待った?」
「あたしも今来たから大丈夫。どこ行く?」
「美咲の行きたいところでいいよ。」
「ん~、じゃあ、水族館!」
「OK行こうか・・・」



※   ※   ※   ※   ※   



「楽しかったぁ~!!イルカかわいかった!」
「イルカ、好きなの?」
「うん♪」
「そういえば、そのネックレス・・・イルカだね。」
「うん。中学のときに友達に誕生日にもらったの。」
「そっか。よかったな。」
「うん♪」

水族館帰りに道を歩いていた

その時、悪魔はあたしたちに刃を向けた


『キキキキキーーーッキュキュウ・・・』

嫌なタイヤの音がした
フラフラな大型トラックはあたしたちのほうへ向かってる

そして悪魔の刃はあたしたちに刺さった・・・

「美咲ッ!!!」

避け切れなかったあたしはトラックにあたり・・・
身体が宙に舞った


あたし・・・
死ぬのかな・・・・・
「死ぬ」って・・・何・・・?



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