コイスルオトメ★


「先生!」


「おぅ佐倉さん。卒業おめでと~。」


「ありがとうごさいます。ちょっと時間ありますか?」


《…》

私は先生と一緒に屋上にやって来た。

ここは私にとって特別な場所。初めて先生と話した場所だから。



沈黙が流れる。

勢いで先生をここまで連れてきたものの、いざ言おうとなると、緊張して言葉がうまくみつからない。


私はさっきの奈緒との会話を思い出す。

大丈夫、言える。


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