アグリーベティに恋をして
アグリーレンカ
あたしは昔から自分の名前である恋華(レンカ)って名前が嫌いだ。
恋の華と書くこの名前は、実際のあたしとかけ離れてるのもいいとこ。
恋なんて一度だってしたこともない。
恋愛小説読んだって、少女漫画を読んだって、主人公はみんな可愛い。
そんな彼女たちが超美形の男の子達と恋に落ちるのは必然で。
あたしには一生縁のないハナシ。
自分の見た目のひどさぐらい、自分でちゃんと分かってるから。
望まない、傷つくのは自分。
あの日みたいに…