※ 頭 上 注 意 ※
-1 ガソリン**
「聞いたー!?久保田彩。昨日ラブホ入って入ったらしいよ~!」
「はー!?マジでー!?」
いまどきの、女子高生の噂。
馬鹿かと、髪の毛をクシャッとさわり苺ミルクを飲む。
私、今噂になってた、久保田彩。
高校2年生で2-B組所属。
今は、昼ごはんの時間で屋上に来ていると、
仲の悪い女どもに噂を立てられていた。
プクッと頬を膨らませて、トマトをつまんだ。
授業開始のベルが鳴る。
しかし、私は動こうとせず、屋上でねっ転がった。
はー、気持ち良い…。
何も考えないで、こうしていたいな。
私は、中学校の頃いじめられていた。
何でかって、言いたいことをはっきり言わないからって。
よく分からないけど、3年の3学期にいじめられ始めた。
そこから私は、人が嫌いになった。
特に男子は。
男子は女子に容赦せず、筆箱をゴミ箱に投げたり、
上履きを隠したり、何でもして先生を困らせて笑ってたり。
先生も頭を抱えて「久保田ってやつは。」って言ってた。
私は、そういうの、全部知ってた。
「はー!?マジでー!?」
いまどきの、女子高生の噂。
馬鹿かと、髪の毛をクシャッとさわり苺ミルクを飲む。
私、今噂になってた、久保田彩。
高校2年生で2-B組所属。
今は、昼ごはんの時間で屋上に来ていると、
仲の悪い女どもに噂を立てられていた。
プクッと頬を膨らませて、トマトをつまんだ。
授業開始のベルが鳴る。
しかし、私は動こうとせず、屋上でねっ転がった。
はー、気持ち良い…。
何も考えないで、こうしていたいな。
私は、中学校の頃いじめられていた。
何でかって、言いたいことをはっきり言わないからって。
よく分からないけど、3年の3学期にいじめられ始めた。
そこから私は、人が嫌いになった。
特に男子は。
男子は女子に容赦せず、筆箱をゴミ箱に投げたり、
上履きを隠したり、何でもして先生を困らせて笑ってたり。
先生も頭を抱えて「久保田ってやつは。」って言ってた。
私は、そういうの、全部知ってた。