My miNd
始まり
「では、いってらっしゃいませ。お迎えは5時に校門で待っております。」
「ありがとう。」
―聖白百合女学園
私の学校は昔からある歴史深い学校で、昔は華族が通っていたらしい
―――ザワザワザワザワ
『ほらっあのコでしょ?芦原財閥の一人娘』
『えぇ!?芦原ってあの有名な?』
『そうそう。いいよね〜我が儘し放題!!なんでも好きなこと出来るだろうし…』
『『羨まし〜い!!』』
毎朝飽きずに私の話をするクラスメート
入学してから大分経ったというのに、まだ私は好奇と羨望の目を集めていた。
なんなら私と代わってあげましょうか?
そうやって皆を怒鳴り付けてやりたい
.