My miNd
消滅
次の日、私は登校した。
ガヤガヤガヤ…――
いつもどうり私は皆の視線を集めながら廊下を通り抜ける。
そして自分の教室に入る前に一つ深呼吸をしてから入った。
ガヤガヤガヤ…――
『ねえねえ、あの話ホントウなのかな?』
『ああ、あれ?』
クラスの子がこちらをチラチラと見ながら話している。
………うざったい。
『本当なんじゃない?……その証拠に有栖川さん学校辞めたじゃない。』
……え?
どういうこと?
『有栖川さんも可哀相だよね。よりによって親友のせいでさ……っ?』
親友って私よね?
「ちょっと、どういうことか教えて頂ける?」