My miNd
ココロがイタイ。
まるでナイフで心臓を刺されてしまったかのように。
私が美玲の為に出来る事…それは、ここから居なくなる事だ。
何も言わずに二度と美玲の前に顔を出さないこと。
美玲だって私になんてもう二度と会いたくもないし、名前だって聞きたくもないだろう。
……そんなこと、……そんなこと言われなくても分かってる!!
それでも、それでも私はっ
「……私は美玲に会いたい。」
震える声で静かに話す。
「……自己満足だってわかってる。でも美玲に今会わなかったら、きっと私は後悔する。……だから、みれ…ぃ…」
「帰ってよ!!」
私の声に被さるように美玲の怒鳴り声が響く。