My miNd
それから私達はたわいもない話をたくさんした。
外が真っ暗になって満月が昇っているのが分かる。
「…美玲、そろそろ帰るね。」
「うん。じゃあまたね。」
"またね"
そう言ってもらえてなんだか私は嬉しくなった。
美玲はもう学校には来れない。
これからの事は一切まだ決まってないみたいだから、どうなるか分からないけど、それでも"またね"と言ってくれたのだからいつでも会える。
学校が同じじゃなくても私達の関係は変わらないよね…――?
それから私は家に帰った。
色々大変でどうなるか分からなくて不安だらけだったけど、一応落ち着いて良かった。
父親のことは許せないし何を考えているのか分からないけど今日はもう寝よう。
そう思ってこの日はベッドでぐっすりと眠った。