【K.A】Alice in a BoX
「ここ、どこ?」
ようやく、声を出すことに慣れ始めたようで、うまく言葉が口から出てくる。
「アリス、君の声はとても綺麗だね。想像していた以上だ」
「へ?」
怪訝そうな眼差しを向けると、青年はニコッと笑って答える。
「ここはウォンディの中心にある丘、マスターと呼ばれている場所だよ」
…どこだよ、それ。
聞きなれない地名に、キョトンとした顔をしていると、ハッとした表情で、青年は跪き、深々と頭を下げた。
「なっ!?」
突然の行動に戸惑っていると、青年から甘い声が発せられた。
「僕の名はラビー。シロウサギのラビー。愛しの僕のアリス。君の目覚めが僕の時だったなんて、ほんとに嬉しいよ」
そう言って、ラビーは顔をあげると、そっとありすの手をとり、手の甲に優しく口づけをした。
ようやく、声を出すことに慣れ始めたようで、うまく言葉が口から出てくる。
「アリス、君の声はとても綺麗だね。想像していた以上だ」
「へ?」
怪訝そうな眼差しを向けると、青年はニコッと笑って答える。
「ここはウォンディの中心にある丘、マスターと呼ばれている場所だよ」
…どこだよ、それ。
聞きなれない地名に、キョトンとした顔をしていると、ハッとした表情で、青年は跪き、深々と頭を下げた。
「なっ!?」
突然の行動に戸惑っていると、青年から甘い声が発せられた。
「僕の名はラビー。シロウサギのラビー。愛しの僕のアリス。君の目覚めが僕の時だったなんて、ほんとに嬉しいよ」
そう言って、ラビーは顔をあげると、そっとありすの手をとり、手の甲に優しく口づけをした。