【K.A】Alice in a BoX
こぽこぽっと音を立てカップに紅茶が注がれていく。
星の形をした砂糖が一つ、スプーンの上にのると、すいっとありすの前にやってきた。
「ありがとう…」
誰に言ったのか、自分でもよく分かっていないまま、そう呟いてツバキを見つめた。ツバキはニッコリと笑って、楽しそうに頷いた。
「お味はどう?」
ツバキにいわれて、ありすはこくんと一口飲んでみる。
「あ…美味しい」
何の紅茶でどんな味かが分からなかったので、とりあえず砂糖は入れずに一口飲んでみたのだが、紅茶のいい匂いと、しっかりとした濃い目の味。そして、砂糖を入れなくてもほんのりと甘いその味わいに、ありすは少し驚いた。
「いいわね。あなた。悪くないわ」
ツバキはそういうと、目を細めて嬉しそうに笑った。
「ラビーに会いたいと言っていたわね。会わせてあげるわ」
そう言うと、つばきは立ち上がって、入ってきた所とは別の扉の方へと歩き出した。
「え?え??ちょ、ちょっと待って!」
ありすは慌ててツバキの後を追いかけた。
星の形をした砂糖が一つ、スプーンの上にのると、すいっとありすの前にやってきた。
「ありがとう…」
誰に言ったのか、自分でもよく分かっていないまま、そう呟いてツバキを見つめた。ツバキはニッコリと笑って、楽しそうに頷いた。
「お味はどう?」
ツバキにいわれて、ありすはこくんと一口飲んでみる。
「あ…美味しい」
何の紅茶でどんな味かが分からなかったので、とりあえず砂糖は入れずに一口飲んでみたのだが、紅茶のいい匂いと、しっかりとした濃い目の味。そして、砂糖を入れなくてもほんのりと甘いその味わいに、ありすは少し驚いた。
「いいわね。あなた。悪くないわ」
ツバキはそういうと、目を細めて嬉しそうに笑った。
「ラビーに会いたいと言っていたわね。会わせてあげるわ」
そう言うと、つばきは立ち上がって、入ってきた所とは別の扉の方へと歩き出した。
「え?え??ちょ、ちょっと待って!」
ありすは慌ててツバキの後を追いかけた。