【K.A】Alice in a BoX
そこから一気に戦況は一変した。
ハートの女王の顔からは笑みが消え、真剣な眼差しに変わる。
私も、女王の手を聞くたびに、ページをめくって、記載されている通りに駒を動かす。
「d3、ビショップ!これでチェックメイトだよね!?」
ハートの女王のクイーンの駒が、動けなくなり、そのまま駒が固まった。
「ハートの女王!約束どおり、除草薬をちょうだい!」
ありすが言うと、ハートの女王は高らかに笑い出した。
「さすがはアリス。最後の希望。約束どおり。薬をやろう」
そう言うと、ハートの女王はパチンと指を鳴らした。
すると、突然、ありすのエプロンのポケットが膨らんだ。
「さて、アリス。今日はとても楽しかったぞ。また、必ず遊びに来い。よいな?」
にやりと笑うハートの女王に、ありすは何故か寒気を感じた。
「あはは…時間があれば」
苦笑いしながら、ありすはその場を急いで立ち去った。
ハートの女王の顔からは笑みが消え、真剣な眼差しに変わる。
私も、女王の手を聞くたびに、ページをめくって、記載されている通りに駒を動かす。
「d3、ビショップ!これでチェックメイトだよね!?」
ハートの女王のクイーンの駒が、動けなくなり、そのまま駒が固まった。
「ハートの女王!約束どおり、除草薬をちょうだい!」
ありすが言うと、ハートの女王は高らかに笑い出した。
「さすがはアリス。最後の希望。約束どおり。薬をやろう」
そう言うと、ハートの女王はパチンと指を鳴らした。
すると、突然、ありすのエプロンのポケットが膨らんだ。
「さて、アリス。今日はとても楽しかったぞ。また、必ず遊びに来い。よいな?」
にやりと笑うハートの女王に、ありすは何故か寒気を感じた。
「あはは…時間があれば」
苦笑いしながら、ありすはその場を急いで立ち去った。