【K.A】Alice in a BoX
「チェシャ、黙っておいてくださいといったはずですが」

「ありすの悲しむ顔を見たくなかったんだよ」

ベーっと舌をだしながら、チェシャはありすの肩に乗っかった。
ラビーはため息をつきながら、ツバキの入れてくれた紅茶を飲んだ。

「それにしても、ラビー。ありすはもう、大丈夫かもしれないわよ」

クッキーを運んできたツバキに、ラビーは目を大きくして聞く。

「大丈夫って…どういうことです!?」

ありすは何のことかわからず、どういうこと?とツバキに聞いた。

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