死んだ魚
帰りの車内で、賢二は泣いた、涙が溢れていた。

家に帰る前に公園で顔を洗った。
家に帰り妻に何か言われるのが嫌だった。

賢二は、死んださかなに戻るのだ、ただ海を漂い続け、人生に何の希望も見いだせない世界に戻るのだ。


家に着くと、妻の愚痴は始まりウンザリした。

この世界は退屈だ・・・
きっと明日も妻は愚痴を言うのだ。
賢二はまた死んださかなのように、この生活を漂い続ける。





おわり
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