死んだ魚
たまにあの子の夢を見た、仲良く話、あの子にケータイ番号を書いたメモを渡す為ドキドキしながら、あの子の職場に行くのだ。
いつも告白をした。メールを下さい。
賢二にはいっぱいいっぱいだった。返事を聞く前に目が覚め、隣には妻がいた。


あの子の夢を見た日は、朝からあの子の事が好きでたまらなくなり、心臓がドキドキと激しく波打ち、妻に悟られないように必死にこらえた。


ただ、そんなソワソワした賢二を見た時、妻は気持ちが悪いと言った。


賢二はその時だけは、別に気持ち悪くていいよと言った。
離婚したいとも思った。
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