ありがと。


帰ってから工藤のことばっか考えて、
ずっとニヤニヤしてた。
その時の自分はそーとー
きもかったと思う(苦笑)。

次の日のバイトは、カヨと一緒だった。あたしはいつも以上にテンションが高かった。

「ゅぃちゃん、なんかいいことあった?」

「この前、初めて工藤とまともに話したけど、
結構楽しかったんだぁ〜!!
次バイトかぶるとき楽しみだなぁ〜」

「なにそれ〜ちょっと
気になっちゃうかんじ〜?(笑)」

「そんなんじゃないよっ!!
楽しかったなぁって思っただけ!」
「ふぅ〜ん(笑)」

カヨがいたずらっぽく笑いながら
こっちを見てきた。

なんか恥ずかしかった。

バイトが終わってから、カヨっちに行った。
バイト後夜遅くまで二人で一緒にいるのが
習慣になっていた。

「ねぇねぇ、ゅぃちゃんさぁ
ほんとは工藤のこと
気になってるんじゃない?」

「なに!?急に、どぉしたの?」

「だって、ゅぃちゃん
工藤の話しばっかしてるし
その時やたら嬉しそうだもん!」

「きになってるのかなぁ〜?

自分でもわかんなかった。

正直うはうはしてた。
なんか、話すようになったばっかで
こんなにうはうはしてる自分が
軽いようで嫌だった。

なにより、好きになりそうで怖かった。
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