もしも未来を想えたら
みんなが


 かおりの左手首を見に、約束の集合場所まで帰ってきた。

 








 「でも、怖いけど、ちょっと見てみたくない?リスカのあと・・・」
 そういった声だけは、かおりの耳に入ってきて。


 やっぱり怖くなった。


 誰か助けてほしいけど、誰も助けてくれないのは、わかってる。
 だから・・・・
 私なんてもう
 放っておいていいから・・・

< 60 / 72 >

この作品をシェア

pagetop