あの夕陽に向かって走れ!


「今日も加藤、休み?」


「うん。風邪だって。」


「情けねぇ〜な〜。」


そう、加藤くんは風邪で欠席。
彼がいない今、僕は
ワンコと親睦を深めるしかないんだ。

僕は速まる鼓動の音をかき消して
彼に思い切って言った。


< 133 / 400 >

この作品をシェア

pagetop