あの夕陽に向かって走れ!


「ところでワンコの髪のことだが…」

謎が解け、話を変えると
杉山は眉をひそめた。


「彼の髪のことは触れないであげてください。

彼にはいろいろ事情があるのです。

あなたのように…。」


そう言って杉山はチラリと私の頭を見てから
一礼をして去って行った。


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