あの夕陽に向かって走れ!


「でも僕…漫才なんてやったこと…」


「俺だってねーよ」


つんとした言い方。


「でもやってみよーぜ。

俺、ボケ。お前ツッコミ。


俺がボケるからちゃんと突っ込めよ?」


彼は向き直って

一呼吸置いてから言った。

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