両手いっぱいに溢るる涙



葉織は、ご飯を用意して、食べはじめた。



その間に、ドラマが終わると都は風呂に。



竜は、宿題と言いながら絶対携帯をいじるんだろう。



全く・・・・・最近の中学生は・・・・・・。



ぶっちゃけると竜は、葉織より遥かに頭は良くない。



担任の先生からも、



「ドラマを見る時間があるなら勉強に回してほしいね」



と若干厭味に言われたらしい。(by都)



葉織は、ご飯を食べ終えると皿を洗った。



そして、自室に戻った。



宿題も特にないし、英語も明日はないので予習する必要もない。



本でも読もうか・・・・・。



と思ってたが、文化祭で出す部誌のイラストを書かなければいけないことを思い出す。



葉織は、文芸部に所属している。



イラストを描いたり、小説を書いたりするのが基本なんだけれども、もう、フリーダム。



音楽を聴いたり、寝てたり、漫画読んだりと自由なのだ。



多分、学校一気楽な部活だと思う。



そんな部活でも、ちゃんと活動している証拠が部誌というイラスト&小説集だ。



文化祭やイベントに出すために書く。



葉織は、イラストも小説もどっちも好きなのだが、小説は、短編小説が書けないのだ。



どちらかと言うと長編小説。



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