猫になった僕
僕の言葉にもそんな力があるのかなって思った。
言葉に力があるなんて本当かなって思った。
そんなのきっとウソだってずっと思ってた。
言葉に力があるって僕が信じるようになったのは、それからしばらくして遠足で行った、海を渡る大きな橋を見てからだった。
海を渡る大きな大きな橋は、途中でトンネルになって海の下をくぐって向こう岸へとつながってた。
橋の終わりのところにはレストランのある船の形をした島があった。
とてもとても大きな橋だった。
あんな大きな橋を見たのは初めてだった。
たくさんたくさんの時間と、たくさんたくさんの人の力といっぱいのお金がかかったんだろうなあーって思った。
すごいなあって思いながらレストランのある島の展望台で海を見ていたら、僕の隣に小さな子供を抱っこしたおじいちゃんがやってきた。真っ白の頭の毛をしたおじいちゃんは格好いいスーツをかっこよく着ていた。
言葉に力があるなんて本当かなって思った。
そんなのきっとウソだってずっと思ってた。
言葉に力があるって僕が信じるようになったのは、それからしばらくして遠足で行った、海を渡る大きな橋を見てからだった。
海を渡る大きな大きな橋は、途中でトンネルになって海の下をくぐって向こう岸へとつながってた。
橋の終わりのところにはレストランのある船の形をした島があった。
とてもとても大きな橋だった。
あんな大きな橋を見たのは初めてだった。
たくさんたくさんの時間と、たくさんたくさんの人の力といっぱいのお金がかかったんだろうなあーって思った。
すごいなあって思いながらレストランのある島の展望台で海を見ていたら、僕の隣に小さな子供を抱っこしたおじいちゃんがやってきた。真っ白の頭の毛をしたおじいちゃんは格好いいスーツをかっこよく着ていた。