LASTLOVE
疲れ過ぎて話す気力も無かった。

結局1時間くらい休んでから再出発した。

そのうち波の音が聞こえて来た。

「対岸着いたね…。」

「あぁ…何にも見つからなかったな…。」

あたし達は対岸をフラフラと歩いた。
こっちも水平線しか見えない。

再び森に入ると、より用心深く歩いた。

「夢!!」

「どうしたの?!」

「あそこに封筒がある!」
政樹が興奮しながら指指した。そこには木に封筒が結び付けられていた。下にはリュックがある。

政樹は封筒を手にすると中を読み始めた。
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