LASTLOVE
春は黙った。

「俺、言われたっていいんだ。」

「言わないし…。」

「なんで?」

「言う必要無いよ。」

....大学2年の夏

あたし達は別れた...。
原因は《春のココロが離れたコト》

今の彼女である奈緒と仲良くなって、あたしへの気持ちが薄らいだんだ。

「あたしのコト好き?」

「ごめん…今はわからない…」

それが春の答えだった。

「そんなんなら、あたし…もぉ別れるから。」

「わかった…。」

(え…?それだけ?それでいいの…?)

あたしは気付いたら号泣していた。

「泣かないで…。」

「ヤメテ…。」
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