LASTLOVE
あたしを強く抱きしめると、春はキスを何度もしてきた。

「えっ?なんで…?」

「夢…」

「なんでキスしたの…?」
「最後に…抱きたい…。」
春はあたしを押し倒すと服を捲くり上げた。

(なんで?)

キスを繰り返しながら体を触る。

「やめて!!」

気付いたらあたしは叫んでた。

「あたしのこと好きなの?もぉ別れるんだったらやめてよ!」

春は辞めなかった。強引に舌を入れてくるとキスで言葉を封じ込めた。
春の指先に思わず反応してしまう自分が悲しくなった。

「春…あたし…別れたくない…。」
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