LASTLOVE
「夢…ちょっとだけ待っててくれない?」

「え…?」

「俺、すぐ帰ってくるから…。」

「…わかった…」

春はあたしの初彼。手を繋いだのもデートしたのも、キスだって、エッチだって全部初めての人だった。

「…夢…俺だけのものでいて…。」

「うん…。」

あたしは好きだった。だから、プライドを捨てた。

あたしはその日、春に抱かれた。
何度も深く感じて、あたしは気付いたら、春の腕枕で寝ていた。

その時は、もぉ春の腕はあたしのものじゃないって後から知ったんだ…。
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