LASTLOVE
「ねぇ…春…」

あたしはそれを知った翌日、春のもとを尋ねた。

「春にとってあたしって何?」

「夢は…友達…。」

あたしはショックで頭が真っ白になった。ガラガラとあたしの世界が崩れていく…涙が後からともなく頬を伝い、あたしはそこに立っていられなかった…

(最低!!)

「でもまたいつかヨリ戻したい…。俺は世界一、夢が好きだから…。」

「そ…んなの…うそ…。」
「嘘じゃない。」

「じゃぁ…なんで…?」

「今彼女をフルにはタイミングが合わないから。」

春があたしを抱きしめた。
「ごめん…待ってて…」
< 51 / 191 >

この作品をシェア

pagetop