LASTLOVE
でも押しの強い政樹に負けてあたしは自分の気持ちに正直になった。

だからあたしは、思いを伝える前日、春のもとにはっきり告げる為と指輪を返す為に春の家に向かった。

「あたし、政樹と付き合うコトにしたの。これはもぉ返すね。」

「あいつ彼女いたんじゃなかった?」

「別れたよ。明日返事するの。春とはもぉさよなら。もぉ連絡取らない。」

「夢、携帯拒否ってるだろ…それでいいのか?」

「あたし…政樹のことが…えっ…」

不意に強く肩を抱き寄せられると強引にキスされた。舌が歯を割って入ってくる。
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