LASTLOVE
あたしは思い出すと憂鬱になった。

「とりあえず政樹のとこ戻る。美月さんいても戻る。」

「また泣いて戻ってくるんじゃない?」

「大丈夫だから…。」

「おう。」

あたしは砂地に戻った。
政樹と美月さんはまだ話していた。
政樹があたしに気付くと手招きしてくる。
あたしも素直に横に座った。

「あたし…翔ともぉダメかもしれない…」

「えっ…?」

「最近あいつ様子おかしかったし…奈緒さんのことどぉ思ってるのやら…。」

「話し合いは?」
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